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Desktop CD をUSBメモリにインストールする方法
単純にDesktop CDとして動作させるのではなく、変更内容をUSBメモリの別パーティションに保持するようにセットアップする方法です。
これにより、電源を切っても作成したファイルやインストールしたアプケーションが消えなくなります。
- 必要なもの
- 高速起動版のDesktopCDイメージ
- CD-Rなどのメディア
- USBメモリ
- USBメモリからの起動に対応したPC
ダウンロードしたCDイメージをそのまま使うなら1GBytes以上のものが必要。
自分でDesktop CDをカスタマイズして容量を減らせば、512MBytes以下のものにインストールすることもできる。
- Desktop CDのイメージをCD-Rなどに焼く。
- そのCDでPCを起動する。
- 内容を消しても構わないUSBメモリをPCに差し込む。
- 自動的にマウントされた場合、アンマウントする。USBメモリのデバイスはマシンによって異なるので、dhコマンドやdmesgコマンドで調べる。
umount <USBメモリ上のパーティション>
- fdiskコマンドでパーティションを切る。1番目のパーティションを700MBytes、残りを2番目のデータ保存用パーティションに割り当てるとよい。カスタマイズしたCDを使う場合は、1番目のパーティションのサイズをCDのサイズに合わせて作成する。
sudo fdisk <USBメモリのデバイス>
パーティションの作成例(2GBytesのUSBメモリを使った場合)
Disk /dev/sdb: 2063 MB, 2063597568 bytes 255 heads, 63 sectors/track, 250 cylinders Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes デバイス Boot Start End Blocks Id System /dev/sdb1 1 86 690763+ 83 Linux /dev/sdb2 87 250 1317330 83 Linux
- 以下のコマンドを実行する。
/cdrom/tools/install_usb.sh <USBメモリのデバイスファイル> [<起動パーティション番号>] [<データパーティション番号>]
USBメモリのデバイスファイルが /dev/sda、起動パーティションが1、データ用パーティションが2ならば以下のようになる。データパーティション番号を省略すれば、作成されない。
/cdrom/tools/install_usb.sh /dev/sda 1 2
あとは画面の指示に従って入力する。
- PCを再起動し、BIOSでUSBから起動するよう設定する。