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HTTP-FUSE Ubuntu
HTTP-FUSE-KNOPPIXをUbuntuでも動くように色々いじったもの。ネットワークブートもしくはCDやUSBスティックからブートし、HTTPでLiveCDのイメージを必要に応じて取得することにより、Ubuntuのデスクトップ環境を利用することができます。
手っ取り早く試したい方向けに、CDから起動してターミナルサーバになるイメージを作りました。 http://cdimage.ubuntulinux.jp/misc/6.06/ubuntu-ja-6.04-live-fuse-ts.iso
使い方
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他にDHCPサーバのいないネットワークに繋いだマシンを上記CDで起動させます。
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起動が終われば、ターミナルサーバとして稼働しているはずです。
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同じネットワーク上にマシンを繋ぎ、ネットワークからブートさせます。
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すると、ターミナルサーバからごりごりイメージを落としつつUbuntuが起動します。
注意点
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サーバがCD起動で稼働しているので遅いです。
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HDD起動の普通のマシンを使えば充分高速です。
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Dapper Flight 3をベースにしているので、おかしな動作をすることがあるかもしれません。
ここから下は自分でいろいろいじりたい人向け
fs_wrapperの主な変更点
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64-bit対応
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fs_wrapperの引数を変更
サーバの設定
サーバにはルートファイルシステムをいくつかのブロックに分割したファイルをHTTPサーバで公開しておく必要があります。このファイルは通常のLiveCDなどに含まれているcloopイメージから作られます。以下にその作り方を示します。手っ取り早く試したい方は Dapper Live Flight3のイメージをブロックファイルにしたもの を使ってください。
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ブロックイメージの作り方
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必要なもの
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カーネルモジュール
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fuse
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cloop
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fs_wrapperパッケージに含まれているmkmd5files
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cloopイメージ
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作成法
# losetup /dev/cloop0 cloopイメージファイル名 # mkm5files /dev/cloop0 /var/www/http_fuse_image/ 262144
上記の例では、/var/www/http_fuse_image/ 以下にファイルが作成されますので、このディレクトリをHTTPサーバで公開すれば準備は完了です。 Dapper Live Flight3のイメージをブロックファイルにしたものを使う場合は、単純にHTTPでアクセスできるディレクトリに展開するだけです。
最初にブートするカーネルとinitrd
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ネットワークからのブート (PXEBOOT)
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DHCPサーバの設定 (dhcpの場合の/etc/dhcpd.conf)
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option routers 192.168.11.1; option broadcast-address 192.168.11.255; subnet 192.168.11.0 netmask 255.255.255.0 { range 192.168.11.200 192.168.11.250 filename "/tftpboot/pxelinux.0"; }
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tftpサーバの設定 (atftpdの場合) /etc/default/atftpd
USE_INETD=false OPTIONS="--daemon --port 69 --tftpd-timeout 300 --retry-timeout 5 --mcast-port 1758 --mcast-addr 239.239.239.0-255 --mcast-ttl 1 --maxthread 100 --verborse=5 /tftpboot"上記設定の場合 /tftpboot/ 以下 に以下のファイルを置く
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http://cdimage.ubuntulinux.jp/misc/6.06/initrd.img-2.6.15-11-386-http-fuse
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pxelinux.0 (syslinuxパッケージに含まれている)
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vmlinuz (カーネル)(Dapper Live Flight3のcloopイメージを使う場合は、Dapper Live Flight3に含まれるカーネルを使用してください)
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pxelinux.cfg/default
pxelinux.cfg/defaultの内容
label NetUbuntu kernel vmlinuz append boot=http-fuse vga=normal server_url=http://oretacha.kaizoku.uu/http_fuse_image/ initrd=initrd.gz root=/dev/ram init=/sbin/init quiet
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CD/USBメモリ等のデバイスからのブート
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CDからのブート
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USBメモリからのブート
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